JSIMA規格に基づいた測量機器の「校正証明書」「校正結果」「検査成績書」の発行は、JSIMAが認定した事業者に限定されています。この認定制度は、JSIMA(日本測量機器工業会)により、校正・検査業務の公正化を目的に、2005年4月1日に施行されました。
ISO9000では、校正時に、その機器が要求される精度に適合していないことが判明した場合、それまでにその機器で測定した結果の妥当性を評価することになっています。
校正期間を長くすると、不適合が判明した場合、さかのぼって妥当性を評価しなければならない件数が多くなり、多くの手間とコストがかかります。最悪の場合、すべての測定に対して再測定が必要となることもあります。
測量機器は一般的な機器とは異なり、同じ場所で一定の温度の下で使用されることは少なく、輸送による振動や屋外使用による幅広い温度変化等、精度に影響を受ける恐れのある環境に晒されることが多いものと思われます。
そのため、弊社が推奨する校正期間は一年以内としております。使用頻度が高い場合には、これより短い期間での校正を推奨いたします。
JSIMA(一般社団法人 日本測量機器工業会)ホームページ
弊社製品のJSIMA適用区分:JSIMA規格適用区分表(2022.10.7 更新、587KB)