GNSS/GPS の2012年7月1日の “うるう秒” に関するお知らせ
この度、協定世界時UTCの2012年6月29日23:59:60(日本時間2012年7月1日AM8:59:60)として、1秒の「うるう秒」が挿入されます。
この「うるう秒」の調整は、今回が25回目で今までに24回の「うるう秒」が挿入されています。一方、GNSS/GPSは、原子時計を搭載し、超高精度の時刻「GPS時刻」を刻んでいます。このGPS時刻自体には、「うるう秒」の修正は行われていません。衛星から放送されるブロードキャストメッセージには、上記のGPS時刻とは別に、UTCとGPS時刻の差(うるう秒の実施回数)が放送されています。
弊社では、前回のうるう秒(2009年1月1日)では大きな混乱もなかった事、今回は週初めの日曜日の朝という事、受信機やコントローラでは以前より対策済である事、解析では、「GPS時刻」を使用している事から、今回も大きな問題はないと考えています。
弊社では、念のためにTBC-JSL時刻表示についての「うるう秒」対応リビジョンアップをご用意しましたので、必要に応じてアップグレードをお願い申し上げます。
【弊社GNSS製品での状況のご説明】
■ 受信機及びコントローラ、ソフトウェアefit+:うるう秒の調整は、受信機及びコントローラが自動的に行います。受信機のファームアップやefit+のバージョンアップの必要はありません。
■ TBC-JSL解析:TBC-JSLの解析計算は、GPS時刻を使用しているため、うるう秒の影響を受けません。
■ TBC-JSL時刻表示:GPS時刻表示での使用は問題ありません。標準時刻での表示の場合は、1秒の差が出る場合がございますので、弊社ホームページの下記リビジョンアップページで、「Trimble Business Center - Japan Survey Lite Version 1.4.1.0」へのアップをお願いいたします。
http://www.nikon-trimble.co.jp/support/software_download/towise/towise_top.html
■ TOWISE/TOWISE G.L.V:上記のTBC-JSLをリビジョンアップしていただきますと、TOWISE/TOWISE G.L.Vでは、その時刻を受けて処理を行いますので、特にアップグレードの必要はございません。
■ うるう秒についての詳細は、下記「総務省報道資料」をご覧ください。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin03_02000031.html